Time誌の今年の顔(Time's Person of the Year)はBarack Obama-崩さぬ重厚で慎重な姿勢

Time誌は“今年の顔”にPresident-elect Barack Obamaを選んだ。
「重苦しく陰鬱な時代にあって、進取に満ちた未来を描く自信を持ち、アメリカ人に希望を抱かせる能力を示すことにより、難題を克服する人物となろう」と同誌は選出理由を明らかにした。
Obama氏は経済情勢に関する質問に対し、『2009年はtough yearになるだろう』と予測する。
そして、2010年に上向きに転じることは可能だが、それも至難の業だと語る。
外交問題の最優先課題は『イラク政権への同国統治の円滑な移行にある』としながらも、『それ以上に有効的戦略を要するのがアフガン問題だ』と慎重さを隠さない。
大統領就任の前年に“今年の顔”に選ばれるケースは異例だ(JFKがそうだったかも・・)

因みに2007年のTimes誌≪今年の顔≫はロシアのPutin大統領だった。
29日付の今年最終号の表紙を飾るBarack Obama。その表情には真剣に明日を見つめながら、あの弾けるような笑顔は見られない。