呆れた党首討論---あれでディベートと呼ぶの?

久々の首相と民主党代表とのいわゆる党首討論がTV中継されたが、がっかり。討論の体を成していない。小沢氏が突っ込んで、麻生氏がうけ、釈明する。このパターンに終始し、質問・追及内容も首相側の返答の仕方も素人にさえ、予め予想できるものだから、話にならない。
太郎VS一郎などとメディアは取り上げたものの、取り巻く与野党議員の声援・野次・怒号が耳障り、肝心のお二人の質疑応答の内容・言葉には傾聴に値するものはほとんどない。

太郎氏は「彼(麻生氏)の答えはチャランポランだ」とこきおろし、自民幹事長は「総理の圧勝だ」と自賛する。
某野党の幹部のコメント「双方とも政局だけを意識し、地に足のついた討論には程遠い」が正解だろう。

先の米大統領選のObama vs McCainの三度のTV debateと比較するのは酷だが、応援団の野次だけが目立つようなセレモニーはもう勘弁願いたい。