Terror Attack in India--狙われたBollywood

ミャンマーという軍政が名づけた国名は旧称ビルマに比べて馴染めない。India最大の商業・金融の中心地Mumbaiとて同じだ。1995年、英語の公式名称がBombayから変更された都市だが、ニューデリーなどと違ってどうしても今なお馴染みが薄い。
もう40年以上に遡るが、インド西部の商都Bombayはボクにとっては
懐かしい都市名だ。大学同期の友人(女子)が、卒業後JETROの社員と結婚後まもなくBombayに出向、数年現地で滞在していた。
帰国して彼女から聞いた言葉が忘れられない。
「あちらでは日本のビジネスマンは現地のメイドを二人雇うことが義務づけられている。食事のときテーブルからうっかりフォークなどを下に落とした場合、自分で拾うのはご法度。メイドに拾わせなければならいない」
1960年代後半の話しだが、カースト制度ではないが、驚くべき階層意識が定着していた。

そのBombay(Mumbai)で同時多発テロ(Terror Attack)が発生。過激派の犯行声明が出た。毎年のようにテロ爆破事件が頻発しているというが、今回の惨状の背景に現在なお高級ホテルに立てこもるテロリストの狙いが見て取れる。彼らの標的は最近インドと関係を深める米英人にあるようだ。

人口1400万人の同国最大の都市旧Bombay。インド映画産業の中心地としても有名なため、米国ではHollywoodをもじって、Bollywoodと呼ばれているとか。何故かMolllywoodと呼ばない。
経済躍進を続けるアジアの親米新興国の光と影に目が離せない。