笑みと前途に横たわる難題の数々

President-elect(次期大統領)Barack Obamaが選挙戦勝利後初の記者会見に臨んだ。

Joe Bidenをしたがえ演台の前に立ったObama氏。背後には補佐官たちが居並ぶ。歴史的Victory Speechも含め、選挙戦を通じてほとんど原稿を見ずに名スピーチを展開した同氏も、さすがに初のnews conferenceではスクリプトにしばしば眼を落とした。
「前途に横たわる膨大な難問を私は過小評価しない」と決意に満ちた謹厳な表情が印象的だ。
20分足らずの会見だったが、次々とメディアの記者たちの質問が飛ぶ。我が国と異なり、予め質問内容は伝えられていない。質問に丁寧に答えるObama氏だが、女性記者が「White Houseにはどんな犬を連れて行くの?」と問いかける。場内に笑いが渦巻く。
Obama氏曰く「補佐官の人選に次いで難しい問題だ」
シカゴでの勝利宣言の際、彼は次のように二人の子供に約束している“you have earned the new puppy that's coming with us to the White House.”
彼にはSashaとMaliaの二人娘がいるが、そのうちの一人がペット・アレルギーだという。アレルギーにならないpuppyを選ぶのに難儀しているらしい。
「雑種犬がいいと思っている。私も雑種だから」とコメント。
記者たちだけでなく、Joe Biden氏、主席補佐官に指名されたPahm Emanuel氏など他のスタッフの笑いをも誘うさりげなさは爽やかだ。

前途多難だが、米国にそして国際社会にBrack Obamaアレルギーが生じないよう願いたい。