麗しき老人とは・・

5-6年まえ出会った印象深い言葉を書き留めておこう。
「高齢者はますます増えてゆくが残念ながら老人は減ってゆくだろう。だれでも老人になれるかというとそんなことはなくて、老人というのは年を取ったあげくに到達できる1つの境地なのではないか」
(辰濃和男)
“生きることやうやく楽しき老の春”
(富安風生の数えで八十歳のときの句)
「なんとまあ遠くへ来たことだろう! かつて私たちはごらん、あんなうしろの方にいたのだよ・・と、お前に話しかける日がやがてやってくるだろう」(芥川比呂志が最晩年、奥さんの瑠璃子さん語った言葉)