米国の選択はBarack Obamaに傾きつつあるというが・・

米大統領選が近づく。これまでの大統領選において一貫して共和党を支持していたLA Times紙やChicago Tribune紙までもがBarack Obama支持を打ち出した。
元々民主党寄りのThe NY Timesも予備選のときには早々とHillary Clinton支持を鮮明にしていたが、今となってはObamaだ。
Bush政権の前国務長官Collin Powell氏もbama支持を表明。米主要紙や有力政治が次々とObama支持に向かいつつある。
が、ここに1つの見えない壁がある。人種問題だ。1982年のLA市長選におけるBradley Effectが頭をもたげる。有権者の心の深部に宿る人種意識は複雑だ。今度の金融危機に見られる米国内の深刻な経済問題に直面するいま、Bush政権の失政に飽き飽きした国民は、それでも初のAfro-American大統領の誕生にやはり二の足を踏むか。当日の投票行動はまさに“Who knows?”(神のみのぞ知る)だ。


英紙The Timesは“Obama Has Proved The Better Candidate For The White House”とのベッドラインのもと「米国民はObama氏に対し幾つかの疑問を抱いているだろう。でも選挙はまだ終わっていないが、本紙は米国民の選択として、英国にとってもObama氏の勝利を望むものである」と表明した。それでも“Who knows?”である。
ところで我が国主要紙は民主・共和のどちらを望んでいるのか。現政権は共和党政権の継続を願っているのではないかしら?