Nobel Prize受賞の科学者は危機を訴える-「(日本の教育は)考えない子どもを一所懸命製造している」

株価の下落は世界に広がり止まらないのか?
The Tokyo marketも9.4%下落。1987年(バブル崩壊時)以来最悪だと昨日のNY Timesは速報。
円高と株価の暴落の引き金となったのは、先の『金融救済法案』いわゆるbailout packageだ。米財務長官はこの「金融機関への公的資金の投入」第二段を考えているようだ。同案に反対するデモが行われたことからみても、再度のbailoutは経済・金融の混乱に拍車をかける懸念がある。この間のデモのプラカード“Bail out people not the banks!”(銀行ではなく、国民を救済せよ!)をみればわかる。
我が国はどうか。世界経済フォーラムによれば今年の世界競争力ランキングで日本は順位を1つ下げて、9位に後退。政治カの信頼度は134ヶ国中45位と低い。
他方、評価の高いのが科学者・技術者の能力だ。
立て続けに4人の日本人科学者がノーベル賞に輝いたことがレベルの高さを実証している。四人の先生とも民間企業や役所勤めならばとっくに定年を過ぎた年齢の方たちだが、まだまだ研究幅を広げ深め、新境地の突破口を開こうとする好奇心と意欲とcapabilityには敬服するほかない。


4人のうちの1人、M先生が今の日本の教育の現状に警鐘を鳴らす。
『科学者だからいえるのは教育のこと。大変危機的状況にあります。考えない子供を一所懸命製造している。。・・・今の教育は、子供を汚染していると思います』
先生方の生き方とこの警鐘を重く受け止め、教訓にしなければならない。