民主・共和に支持分裂の加州知事夫妻

カリフォルニア州知事邸の入り口にBarack ObamaとJohn McCainのキャンペーンポスターが貼られている。
知事さんは『ターミネーター』など知られる元俳優、ボディビルダーでもあったArnold Schwarzenegger(アーノルド・シュワルツネッガー)氏。筋金入りの共和党員で、大統領予備選では当初、前NY市長ロム二ーさんを支持していたが、予備選で低迷し撤退したため、1月末、McCain氏支持に鞍替えした。知事の奥さんは、あのJFKの姪御Maria Shriverさん、CBSのTVジャーナリストだ。言わずと知れた民主党のleading voiceとして知名度抜群、Obama氏の後ろ盾であり広報担当の側近の1人でもある。
大統領選本番を前に、選挙民にとってこの二人の関係は興味津々だ。お二人は知事邸で同居している。公衆を前にしてのキャンペーンのスピーチに加えて、家庭内での政治論争も熱気を帯びているようだ。
夫妻には、10歳から18歳の4人のお子さんがいる。長女のKatherineは18歳。選挙権を持つ彼女はObama氏支持。目下、知事一家は奥さんに有利な情勢だ。
Obama氏の奥さんMichelleさんだが、かなり以前、Fox TVのインタビューのなかで白人の蔑称である"Whitey"を使った。テープに残っているという。Obama陣営にとって黙っていられない。根も葉もないデマだ。名誉毀損だと直ちに反撃を開始した。
いつものことながら、大統領選には困ったことにnegative campaign(メディアを巻き込んだ相手候補に対する誹謗・中傷合戦)がツキモノだ。