これぞ"怒

豊洲地下の空洞が"怪"だとすれば、辺野古埋め立ては"怒"だ。

<唖然とした>判決を下した多見谷寿郎裁判長とは何者? 昨年末、PM Abe政権により福岡高裁那覇支部にまわされ、辺野古新基地をめぐる裁判を担当することになった判事だという。
この1月「沖縄対日本政府の現在の対立構図を本来のあるべき姿に転換ーオールジャパンでの最善の解決策を合意し、米側に協力を求めるべきだ」とする和解勧告を提示しながら、当の裁判長自らが自己否定するという、異常判決である。辺野古埋め立てを必要とする国の軍事的理由だけを認定し、県の主張する環境への影響については一切考慮無し。「外交・国防に関する事項は国の本来的任務」であり、"国防については自治体は国の言い分に従え”という、国優先で押し切った。

Abe政権に屈した不当判決だ。
社会正義と良識ある判事のなかには「国の政治勢力そのままの"政治判断"が論理を乗り越えまかり通った」と糾弾、「裁判所自らが、司法権の独立を放棄し、時の政治権力に迎合するものだ。このような状態のもとでは、国民から委ねられた裁判官としての仕事を果たすことはできない」と辞表を提出するだろう。