COP21--過激派の妨害は

COP(Conference of Parties)とは「気候変動枠条約締結国会議」ー恐ろしく長い邦訳だ。11/30から開幕したCOP21。会期は2週間、世界200国近くの首脳や関係者がParisに集結している。中でも、地球温暖化の法的規制を大統領在任中の遺産としたいBarack Obama氏と世界第2位CO2排出国中国の習近平主席は<気候変動待ったなし＞と本気度はいつになく高い。
でも、It's our chance to show that nations across the globe are united in solving this problem(問題解決に向けて世界各国が結束することを示すチャンスだ)と力説するObama氏だが、頭が痛いのが内憂だ。気候変動・地球温暖化の科学的根拠を認めようとしない下院議員が130人以上いる。彼らは自国の二酸化炭素排出削減計画ーthe Clean Power Plan--の議会承認を拒否。なかでも悪名高いのはJim Inhole上院議員。気候変動を否定し議場に雪玉を投げ込んだという。
こうした過激派がパリに出没するかも知れぬ。狂人のスタンドプレイが影を落とす余地がないほどCOP21 in Parisは重要なはずだが、目が離せない。