過去に目を閉ざした<未来志向>の欺瞞

PM Abeが予定している「戦後70年」首相談話を警戒する声がしきりだ。今日4/26日からの訪米中に「河野談話」「村山談話」を引き継ぐよう、米超党派議員が駐米大使に書簡を送った。
過去の戦争を反省するが、「植民地支配」「侵略」を認めようとせず、お詫びもしない。PM Abeやその側近にとっては、戦前の真の反省は『自虐史観』ということになる。そして<未来志向>なる言葉で逃げる。PM Abeの常套手段だ。“自分史”に閉じこもるPM Abe。-- 4/26記
9/18数を頼みに大方の民意を蹴散らし「安保法制」ならぬ<海外派兵準備法制>を強引に成立させたAbe Cabinet。"Japan's Parliament Approves Overseas Combat Role for Military"とThe NYT。"Japan to allow military role overseas in historic move"と英BBC--海外メデイアのHeadlineの方が核心をついている。「戦争」を<有事>と言い換え、<兵站>を<後方支援>などと誤魔化す。「戦争は嘘の体系である」と言う通り、為政者は空語と巧言で国民を洗脳しようとする。
The NYTは'A military with expanded powers end up being dragged into an unjustified American war'と警鐘。"Japan has not been careful about choosing when to support the United Sates, which is the biggest worry."と国際政治学者F氏が警戒する。戦後70年を境に戦前に逆転させてはならない。正念場を迎えた。--10/01記