3/11以後、別の世界になってしまった

今年のThe Nobel Prize in Literatureを受賞したウクライナ生まれのジャーナリストSverlana Alexuevich女史。民衆の視点に立って、戦争の英雄神話を打ち壊し、国家の圧迫に抗い続けながら
執筆活動を続けている。同氏の著書「チェルノブイリの祈り」(Chernobyl's Prayer)を読んでいる。「ドキュメンタリー文学の最高の傑作」と言われる。
同書のなかで女史が述べているー『ここでは過去の経験は全く役に立たない。チェルノブイリ後、私たちが住んでいるのは別の世界です。前の世界はなくなりました。でも人はこのことは考えたがらない。このことについて一度も深く考えてみたことがないからです。不意打ちを食らったのです』ー
3/11フクシマ後に当てはまらないか?