大気汚染の都、巴里

4/19 The New York Times: Weekly Reviewの社説“Clearing the Air in Paris”にビックリ。
最近のパリの大気汚染はヒドイ。the Eiffel Towerが薄暗い靄に包まれ、光の都をスモッグの都に変えてしまった。
汚染濃度の計測によれば、3月18日、遂に巴里は北京やニューデリーを抜いて世界で最も汚れた都、大気汚染世界一になってしまった。
近年の気候変動の影響もあるが、最大の元凶はディーゼル車やトラックからの排出ガスだ。ガソリンより廉価なディーゼルが巴里に蔓延し、いつの間にか街に沈殿してしまった。その結果、ヨーロッパはディーゼル車の集中を招く結果となった。
市当局は、7月から大気汚染ガス排出量が最もひどいディーゼル車の乗り入れを禁止、2020年までに巴里市内へのディーゼル車乗り入れ全面禁止に乗り出す模様だ。
さらに、4月2日、巴里を<世界自転車の首都>に転換させるという大胆な新計画を市庁舎が発表した。
こうしたアクション・プランは巴里が世界のモデル都市になるきっかけとなり得るか・・・。