戦後ニッポンを侮るな!

自衛隊の海外派遣、安保法制という名の<戦争立法>の成立を急ぐPM Abe。9条を変えて「自衛軍」を持つのが狙いだ。
8年前の2007年元旦のA紙社説を改めて読んだ。白抜き見出しは<憲法60年の年明けに>---
自衛隊イラク撤退にあたり、当時の小泉首相は『一発の弾も撃たず、一人の死傷者も出さなかった』と胸を張った。幸運があったにせよ、交戦状態に陥ることをひたすら避け、人道支援に徹したからだ。それは、憲法9条があったからに他ならない。・・・自衛隊はどこまで協力し、どこで踏みとどまるか。『憲法の制約』というより『日本の哲学』とし道を描きたい」「軍事に極めて抑制的なことを『普通ではない』と嘆いたり、恥ずかしいと思ったりする必要はない。PM Abeは『戦後レジームの脱却』を掲げるが、それは一周遅れの発想ではないか」
【戦後ニッポンを侮るな】のHeadlineに惹きつけられた。まるでジャーナリズムの年頭教書の如く生き生きとした社説だった。バッシングを受けて意気消沈気味のA紙に希求したい。萎縮せず使命感に目覚めるべし、勇気を持って。