Only white life is protected in America?(米国でその身が安全なのは白人だけ?)

昨年2月フロリダ州でAfrican-American teenager Trayvon Martin, aged 17 was shot dead by the Hispanic neighborhood watch volunteer George Zimmerman, aged 28.(当時17歳の黒人少年がヒスパニック系白人の元自警団長に射殺された)

この自警団長Zimmermanだが「黒人少年に襲われたので撃った。正当防衛だ」として逮捕取調べもされなかったと言うからビックリ。その後激しい抗議を受けて逮捕・起訴されたものの、この13日、同州裁判所の陪臣員がZimmerman被告に無罪を言い渡した。

評決後、全米各地で"人種差別"だと抗議デモが起きたが、概して平和で穏やかなデモだった。President Obamaも短いstatement--
"President Obama urges 'calm reflection' and asks Americans to reflect on toll of gun violence"(冷静に考えるべきだ。国民が真剣に考えるべきは銃暴力による犠牲の問題だ) 大統領は人種問題に触れず、自論の銃規制強化の必要性に言及、焦点をずらした。

黒人少年の両親は長く沈黙を守ってきたが、このほど"CBS This Morning"に登場しインタビューに答えた。

陪臣員の評決に脳天を打たれたと言う母親Sybrina Fultonさんー“I thought surely that he would be found guilty of second-degree murder, manslaughter at least. But I just knew that they would see that this was a teenager just trying to get home. This was not burglar. This was somebody's son that was trying to get home.”(相手は第2級殺人、少なくも故殺罪に問われるはずだと思っていた。ところがどうでしょう。陪臣員たちは、撃たれのが帰宅を急いでいる10代の少年であること。強盗などではなく、ただ帰宅を急ぐ人の息子だったことも知っているはずでしょう)

"Verdict doesn't end debate in Trayvon Martin death"(トレイボン・マーティンの死に関し、陪臣員の評決に向けての審議は終わっていない)と司法長官はコメントしたが、米国に渦巻く人種差別に対し大衆の間には諦めムードがある--今なお"Only white life is protected in America"なのか?