The First,The First & The First, but...

僅か2日間でConclaveが終わった。5回目の投票で礼拝堂煙突か白い煙。異例の早さでNew Popeを選び出した115人の枢機卿たち。

初の南米アルゼンチンのJorge Mario Bergoglio、名づけてFrancisⅠ(日本ではフランシスコ一世と称する)が第266代法王となった。
Italyの保守派とEU他国の改革派が有力候補として激突したが、いずれも当選に必要な得票数3分の2に届かず、その間隙をぬって中間派が選ばれたわけだ。言わば保革妥協の結果のようだが、退位した前法王が選ばれた前回のConclaveで
2位の票数を得ていた点からみれば妥当かもしれない。


St. Peter's Basilicaのバルコニーに白い法衣を纏って初登場した新法王はバチカン宮殿広場の数万人の聴衆に語りかけた--
"My brother cardinals have chosen one who is from far away, but here I am."(私の友人である枢機卿たちが、世界の果てまで人探しに出かけたが、見つかったのはこの私でした)--butが面白い。広場は笑いに包まれた。

そして最後に"Good night, and have a good rest."--大衆的な感じがするThe New Popeである。
鉄道員を父親に持つイタリア系移民の中流労働者家庭の出身。“How I would love a Church that is poor and for poor!”(質素で貧者のために尽くす教会でありたい)と強調、貧困対策に取り組む決意を表した。


President ObamaもThe White Houseから祝意と歓迎のコメント--
“At the first pope from the Americans, his selection also speaks to the strength and vitality of a region that is increasingly shaping out world, and alongside millions of Hispanic Americans, those of us in the United States share the joy of historic day ”
「米州万歳、ヒスパニック万歳」と言いたいところだろう。

新法王は改革派か保守派か・・・。カトリック教会が改革に取り組まなければ、「教会は単なる慈善団体に成り下がる」と危機感を露わに示したが・・。
cartoonistsたちは皮肉たっぷりだ。