Coming home from NZ in mid-winter

風は強いが暖冬、雨季のNZから昨夜帰国。空港を出た途端蒸し暑さが堪える。
不要不急の用件のない1週間余りの曖昧で地味な旅だったが、会うべき人、逢いたい人、思いがけなく遭遇した人など、パック旅行holidaysでは体験できないストーリーがあった。

機内食や乗務員のサービス・品位で世界で定評あるAir NZの往路エコノミー・クラスの質低下にはビックリ。まず客層がダウン、なぜかくも無作法な客が多いのか。KoreanとChineseが多く日本人が少ない。Kiwiの姿もさほど多くない。心なしか昨年相次いだbig quakeの影響・・相互の往来はかなり減っているようだ。同病相哀れむ?
格安航空会社に客を吸収され、air fareの融通の利かないAir NZは敬遠されがち。いつの間にかANAと共同運航と相成っている。AKLからの帰路premiumにグレードアップしたところeconomyとの格差が余りにも目立つ。あれじゃ客席を間仕切りをするのも無理はない。

現地のホテルはネット検索で選ぶに限る。Aucklandに限らず地方都市にも穴場ともいうべき人気ホテルが点在、料金も割安、朝食も美味で従業員も気がきいている。
Taxi driverはインド人が圧倒的に多く大方が親切だ。

今回の仕事の1つは20数年来お付き合いしているCollege(公立中高一貫校)への訪問、長期留学希望生に関し関係スタッフとの協議だ。同校は規模と教育の質においてNZでも有数の名のあるCollegeだ。

1945年創立。歴史はそう古くないが150名を裕に超すスタッフは優秀なプロばかり。何しろ、生徒たちが先生に愛着を覚えながらも敬意を払っているところが日本と違う。これぞ敬愛の念というべし。理事長・校長ら幹部にディナーに招待された。同校の旧友・知友にとってみれば“朋あり遠方より来たる、亦楽しからずや”だろう。


40年近く家族ぐるみで付き合っている親戚以上の朋・恩人を訪問できた。いつも再会は歓びだ。もう80歳近くの元エリートビジネスマンと93歳の敬虔なクリスチャンだ。カジュアルな歓談のなか、学ぶところが多い。



何の変哲もない子供に“負んぶに抱っこ”されっぱなしの1週間余だったが帰国すれば思い出と話題が尽きない旅だった。