ロンドン五輪のエコ度は金メダルと云うが?

27日から始まるロンドン五輪。日本にとっても五輪参加100年の節目でもあり、心なしか4年前の北京の時よりも期待が大きい感じがする。

日本が五輪に初参加した1912年のストックホルムでの第6回大会。参加選手は陸上競技の2選手だけだったというから、この1世紀の日本スポーツ界の躍進ぶりには驚嘆せざるを得ない。
その後は山あり谷ありだった。真珠湾攻撃の前年、1940年の東京での第12回五輪開催は返上させられ、戦後初、48年のロンドンでの第14回大会には“戦争責任”を問われ日本は参加を認められず。80年モスクワ大会は政治が介入しボイコットを強いられ、選手団を派遣できなかった。




さて今度のロンドン五輪、参加日本選手の多くは昨年3/11の災禍を胸に刻み、被災地の復興支援で連帯、この一体感は活躍を期待させるものがある。
現地Londonはどうか。『最も環境に配慮した大会』との看板を掲げる。二酸化炭素やゴミの削減など、準備段階から数値目標を示した五輪。さしずめeco-friendly Olympic?



オリンピック・パークには緑の芝が広がり、木々が並ぶ。パークの北側の小川のゴミを地元のボランティアが網で掬い取っている。100年来の工業地域である東部地区では産業廃棄物がじかに埋められた。200万トンの土壌浄化対策だ。
ところが英BBC世論調査によれば、回答者の75%が『五輪はロンドンのためにはなるが、地方には恩恵をもたらさない』。59%が『五輪に税金の使い過ぎ』と回答している。


ロンドン五輪都知事が視察する。15日間、経費7000万円の豪遊・・・経費の出所は?