屋内は涼しく地球は暑く

今年も節電の夏到来だ。


が、超高温多湿のdeveloping countryの住民はそうはいかない。
特に爆発的人口増のインド。京都議定書ではないが、地球温暖化対策でCO2削減を迫るのは酷のようだ。


例えば港湾都市Mumbai(旧Bombay)の商店街や住宅街、二階・三階の窓という窓にエアコンがずらりと取り付けられている。今や、エアコンは家庭にとってなんとしても手に入れたい(a must-have dowry item)品物、車より遥かに廉価で超高温多湿都市のライフスタイルを大きく変えてくれる。発展途上国では2台以上のエアコンなくして中流家庭の資格無しだ。


中国と共に、インドではエアコンの売り上げは年々20%の伸びだという。何しろ中流階級にとってまことにお手頃お値段だからだ。


かくして、温室効果ガスが益々排出され“Cooler Homes, Hotter Planet”と相成る。恐るべき人口増が懸念されるdeveloping countryはもとよりアフリカなどのunder-developing countriesは先進諸国に準じたCO2の削減基準の押し付けを拒否するのも判る。多くは路上生活者も少なくない貧困国だ。抜本的な経済援助抜きに、深刻化する地球温暖化の連鎖は避けられない。


因みにお隣韓国ではネオン禁止、エアコン使いすぎの店舗は取り締まり、罰金を課すとか。