概観--2011 PICTURES OF THE YEAR/ Newsweek

Newsweekの特集号“2011 Pictures of The Year”(2011--カメラが捉えたこの1年)が手に入った。

見開きおよそ50ピースの写真を分類--REVOLUTION(革命), FURY(猛威),CRISIS(危機), TRIUMPH(凱旋), SPECTACLE(壮観), SCANDAL(スキャンダル),MOURNING(哀悼), HOMECOMING(帰還)の8種に分け掲載している。

RevolutionはCairo、Tahrir Squareでの“ムバラク打倒”の叫びをthe Arab Springの象徴としてアップし、Libyaの独裁者Col. Muammar Gaddafiの遺体で締め括っている。


Spectacleと云えば、2012年大統領選に向け、GOP予備選での指名争いに名乗り出た8人衆の勢揃いは壮観だ。また、昨夏創設90周年を迎えた中国共産党の“Superpower Singalong”(超大国合唱隊)は異様というほかない。


なかでも息を呑むのがFury(猛威)--Mother Nature gave the world her worst in 2011(母なる自然が世界に最悪の鉄槌を下したのが2011年)との序文のもと、And old-age dangers, like famine, combined with more modern threats, like nuclear power and global warming, to deadly effect(飢餓のような昔年からの危機が、原子力地球温暖化など超近代文明がもたらす危機と結びつき、致命的結果を招いた)と解説。The Big One Strikesとして3/11の惨状、そして、国全体が飢餓状態にあるKenya、子どもたちの哀れな姿。これこそ人災だ。


CrisisはOccupy movementを起点に西欧社会を席捲、経済危機に苦悩する首脳たちの苦悩の姿をクローズアップする。

Osama bin Ladinを急襲し討ち果たす作戦code-name,Geronimoにクギ付けになるThe White House--“Those were 38 of the most intense minutes”(最も緊張した38分だった)とHillary Clinton国務長官をして言わしめたTriumph(勝利・凱旋)の1シーンだった。

7/11、David Petraeus大将率いる米兵たちのアフガンKabulからのHomecomingが始まった。