被災者へのPityの域に留まっていないか・・・?

海外からの震災への支援が続々と寄せらているが、義援金は台湾が突出しているという。総額約139億円、一人当たり600円もdonation(献金)を寄せている国は他に見られない。日本フアンが多いのに加え、“台湾企業の発展は日本のお蔭”だとする意識が強いせいでもある。

福島原発事故を受けて派遣されていた米国専門部隊が引き上げる。仏アルバの放射能汚染洗浄専門チームはさらに残留し活動を継続するらしい。


日本から遠く離れた海外から我が国被災地への“同情”と支援の声は絶えない。President Barack Obamaのメッセージにある通りその心情は“Our hearts go out to the people....”。心を寄せる、即ち同情心だ。
が、我々同胞の立場はいかにあるべきか? いわゆる≪思いやり≫なる表現が気になる。原発事故で避難し他県の学校に通う子供が「放射能がうつる」と差別を受けているケ−スがあるという。災害弱者扱いだ。

被災者に同情しろというワケか・・・。呆れたものだ。同情論などで解決するような問題ではない。教育的にも好ましくない。まず子供たちに、原発事故の原因と状況を説明することだ。そして、もし自分が同じ立場になったらどう思うか。仮想させ考えさせることだろう。想像力を養う機会となろう。
さらに、大震災からの復興を、単なる復旧に終わらせず、若者に、この国の新しい社会の形とあり方を考えさせる契機とすべきだろう。