“地に帰る”には酷すぎる

「とかく霞むが春のくせ」がどこへやら。まるで晩春を思わせる陽気に誘われ娘やつかまり立ち一歩手前の孫と一緒にお昼前に車で外出。久しぶりのことだ。武蔵野の桜も葉が目立ち始めた。


途中で老舗の和菓子屋さんに立ち寄る。売れ残りの桜餅が何故か侘しい。この春は桜花爛漫などとthe cherry trees in full bloom を愛でるのも自粛しなければいけない?

廃墟と化した被災地。墓標が儚い。父の名、子の名を呼ぶ声が悲痛だ。地に帰る桜花はまたよみがえる。が、散り逝き、埋もれ逝った人たちは...余りにも酷すぎる。

このところ英米紙のHeadlinesに目立つaftershock(余震)とevacuation(避難)の二文字。ほぼ毎日,震度3程度のaftershockが常態だ。evacuationの窮状は想像を超えるものがあろう。


打つ手の無いボクたち。せめてaftershockにもheats & mindsは揺らいではなるまい。