アラブ女性に新たな夜明け・・・

アラブ諸国で独裁者に対する激しい抵抗の闘いが繰り広げられている。無数のprotestersや武器を持った戦士のなかに女性の存在が目立つようになった。


アラブ世界では女性は、中立で親西欧、フランスのフッションを好み、長い間その存在は無視されてきた。

アラブ諸国に飛び火している革命運動の嵐は、人口僅か1000万の小国Tunisiaにおける独裁者打倒が起点となった。
エジプトの民衆蜂起が頂点に達したとき、TunisiaのツイッターFacebookからメッセージがEgyptiansに送られてきた--
“We did it, you can do it, too!”(我々がやったんだ。君達だって成し遂げられる!)
“Put vinegar or onion under your scarf for tear gas”(催涙ガスを防ぐにはスカーフの裏に酢か玉葱を染み込ませるといいよ)などというアドバイスも寄せられた。

Tunisia革命でさらに覚醒されられた点がある。それは国民の叡智だ。北アフリカと中東諸国の全人口の少なくとも半数の人々に勇気を与えたのがTunisia女性が伝統的に保ってきた権利だ。他のアラブ、中東諸国には見られない先進的な女性の人権だ。

アラブ世界では独裁政権に対し打ち寄せる不満の小波よりも女性の過酷な実態が顕在化していた。政情不安になりつつあるイランでは密通した女性は石打死刑に処せられる。BahrainやSaudi Arabiaでは女性の選挙権はもとより車の運転も認められていない。女性の権利と役割が認められる国に変わること、即ち、A New Dawn for Arab Women(アラブの女性に新た夜明けが訪れること)こそが、アラブ、中東諸国がが新生国家創りを進める上での最も力強く根本的なファクターだと言えるだろう。