特集:Hannah, aged twelve months, is.......

柴のHannahが昨日一歳の誕生日を迎えた。2月20日、八王子のY犬舎から我が家にやって来てちょうど10ヶ月。最初の1週間はまともに目を合わせてはいけないとブリーダーさんに言われ、家の中の網小屋を鏡で覗いていたものである。





六月半ば、娘に子供が生まれ、退院後1ヶ月里帰りと相成った。
乳児と仔犬の同居は無理だ。初夏を迎え、止む無くHannahは庭に設置した特注のkennelに引越し。哀れでボクたちは涙が止まらなかった。

おまけに7月、8月の盛夏。酷暑が待ち受けた。Hannahにもさぞかし堪えたことだろう。居間の窓を開けて扇風機をkennelに向けて回し続けた。昼間はkennelの屋根や窓に直射日光が入らないよう、傘や簾で囲ってあげた。
猛暑を乗り切り秋風が吹く頃になるとHannahはさすがに威勢が一段と高まった。明け方になると散歩をせがみ、昼間は庭に出してくれとクンクン啼きながらジャンプし暴れる。夕刻近くになれば散歩が待ちきれない。

けれどHannahは本物の柴だ。獣医院での診察台では凛としたものだ。

冬になった。kennelに湯たんぽを入れなきゃと犬に詳しい同僚に訊いたら湯たんぽは禁物、風邪をひきやすくなるとアドバイスされた。そこで、毛布を入れてやった。すると大変、たまにその毛布を外に干すためkennelから出そうものなら吠えて嫌がる。


Cartoon“Peanuts”のLinusのSecurity Blanket(安全毛布)ほどじゃないが、青と茶色の毛布がHannahはお気に入り、kennelのなかにこのblanketが敷かけれてないと不安で堪らない。肌身離さずというわけではないが、執着心は尋常じゃない。

近頃、他人さまが遠くに姿を現わしたりすると直ぐ吠える。気懸かりなので2〜3日前、八王子の犬舎に連れて行き、伺ったところ「番犬、猟犬だから吠えて当たり前」とのこと。いささか心配しすぎかな。

体重は7㎏強。少し痩せている。8㎏〜9㎏にするべきだと言われたが、雌犬なのでスマートな方がいい。
まさに“犬は喜び庭駆けまわる”冬が本格化する。酷暑の後は厳寒か・・。

今夜は多摩地区は雨。Hannahはblanketの上でおやすみだ。