Obama' approach in foreign policies to be changed?

10日間に及ぶアジア歴訪を終えたPresident Obama。横浜でのAPECのあと、ヘリで鎌倉へ。幼少の頃、母親に連れられ見学した大仏を再訪。味が忘れられなかったgreen tea ice cream barをほおばり留守中の2人の娘さんへの数珠のブレスレットをお土産に帰米の途についた。

The copper Great Buddha in Kamakuraでの記帳は“It is wonderful to return to this great treasure to Japanese culture. Its beauty has stayed with me for many years.”

なんとも微笑ましく、牧歌的なアジア歴訪の締め括りだが、今度のObama氏のアジア外交。先のThe Midterm ElectionでのDPの大敗の後だけあって、中味の評価はそう高くない。

A紙は“中国を牽制 米に存在感”と見る一方“経済面は低評価”とコメント。
Obama氏自身は「アジア全体が米国の関与と指導力を熱望していた」と歴訪を振り返るが、問題はその指導力だ。
「米国の注目を高めるのには成功したが、輸出促進への成長市場の変換には挫折した」とThe Washington Post紙。政権浮揚につなげたい思惑は外れ、国際的な指導力にも疑問付がついたと見るべきだろう。
同紙最新号は“Asian tour showcases Obama's new tack in foreign relations”(アジア歴訪はオバマ外交の新たな政策の陳列)のHeadlineのもと、“President is now relying less on personal appeal than on policies”(今や個人的魅力より、政策面が問われる大統領)と強調している。

インドでは“苦情”を訴え、Indonesiaでは“里帰り”を語り、韓国では“No deal”(成果なし)。そしてThe economic summitsだが、“A question heading to Asia was whether the 'shellacking,' in Obama's words, he took in the midterm elections would weaken his ability to work with foreign leaders. ”(アジア諸国に突きつけられた疑問は、中間選挙でのオバマ氏の言うところの完敗により同氏の外交能力が脆弱化するのではないかという問題である)。

Obama氏自身、G-20の締め括りで、アジア諸国とのリーダーとの真の友好親善の推進を強調するのみで、中国為替レートの切り上げ問題などの取引については拒んだ。曰く「この件は私が大統領就任時、支持率65%の時でさえ難題だった。今は何をかいわんやだ」
“It was hard then and it's still hard.”中間選挙の大敗北とは関係ないと言いたいらしい。
大統領選ではGOP支持を打ち出すのすのが通例のThe Washington Post紙。2年前Barack Obama支持を表明したものの元々保守系だ。それだけに、DPのPresident Obamaに対する批判は辛辣だ。

本日の同紙電子版に某記者の意見が掲載されている。
“One and done:”To be a great president, Obama should seek reelection in 2012”
Obama氏を偉大な大統領と持ち上げつつ、二期目は断念すべしと“忠告?”している。One and doneは意味深長だ。「一事を成し遂げるべし」ともとれるし“When one tries to do something once and that is all that is needed, or when one simply perform a task once and it is complete. ”(ひとたび何かを試みれば、それ以外手を出すべからず。仕事を始めたら完遂すべし)の意味だろう。

暗に“一期で役目は完了”と言いたいようだ。
記者はObama氏に迫る。“We are convinced that if Obama immediately declare his intention not to run for reelection, he will be able to unite the country, provide national and international leadership..”
(オバマ氏がいま直ぐにも、大統領再選を目指す意図はないと宣言すれば、彼は米国世論をまとめ、国家だけではなく世界のリーダーの地位を与えられるだろうと確信する)


2年後大統領再選などという色気を捨てて政策を推進せよと励ましているのか、それともクギを刺しているのか・・・。
The Washington Post紙のObamaウォッチャーのコメントから目が離せない。