5時間34分と前後半合わせて1時間

ビルマ(通称ミャンマー)で20年ぶりに総選挙が行なわれた。立候補登録料が500ドルかかる。アジアの最貧国ではべらぼうな高額だ。これじゃ民衆は立候補できない。これも軍政が反対勢力の国民民主連盟(NLD)を排除するためだろう。

リーダーのAung San Suu Kyi女史はhouse arrest(自宅軟禁)中のため動きがとれない。NLDは当然、投票のボイコットを呼びかけた。



結果は軍人と軍政の傀儡候補の当選者が圧倒的多数。民意の反映どころか、野党をボイコットに導く圧政の選挙をASEAN諸国も批判。欧米諸国も不快感を表わすはずだ。唯一、独裁・人権侵害で気脈が通じる中国だけはミャンマー軍政を支持している。
因みに、偽装選挙で軍政側が圧勝?したあと、Suu Kyi女史のhouse arrestを解くとか・・。格好をつけるのもいい加減にしろと言いたい。


その中国だが、劉暁波氏のNobel Peace Prize授賞は断じて許容できない。各国政府に対し駐ノルウェイ中国大使が平和賞受賞式に出席しないよう書簡を送り、「中国の国益に反することをしないよう」と警告したという。呆れた傲慢さだ。各国大使は授賞式に出席する方向は変わらない。劉氏自身は服役中だ。代理人が出席するかどうかも不明だ。
尖閣諸島海域での中国漁船の乱が暴露され、我が政府は大慌て、日中間にまたひと波乱ありそうだ。

東シナ海南シナ海もそして北洋も天気晴朗なれど波高しだが、今日の首都圏は温暖な天気に恵まれた。
今年初めて、高校ラグビーの観戦に出かけた。東京都予選決勝の応援だ。場所は江戸川陸上競技場。フィールドの芝が見事に手入れされている。

ラグビー古豪?の前任校。前半はリードしていたものの、後半はトライ・ラッシュに見舞われ完敗した。花園に何度も足を運んだ高校ラグビーも早や90周年になる。かつて地方予選は決勝戦以外、確か25分ハーフだった。現在、30分ハーフで10分間のブレーク。前後半合わせて1時間でノーサイドだ。
昨夜のNPBのJapan Seriesの5時間43分の史上最長試合と打って変わって延長なし。引き分けなし。同点で終われば、ジャンケンとクジ引きで勝ち負けが決まる。非情だが、そのため選手たちはストイックにならざるを得ない。屈辱も涙も青春のひとコマだ。のちになり花が咲こう。