求められるOFAへの再結集

Organizing for America(OFA)のdirector, Mitch Stewart氏からメールが届いた。秋11月の中間選挙に向けて、GOPがなりふり構わぬ動きを強めているからだ。

今週、Arizona, Florida, Alaskaの三州で過激派の超保守系候補者を擁立し、例のTea Partyが唱導するアジェンダをGOPによって議会通過させ、立法化させようと躍起になっている。それをなんとしても阻止しなければならない。
中間選挙まで64日。2008年大統領選でBarack Obamaを勝利に導いた最大の組織OFAにとって最大の課題は選挙運動資金集めだ。8月の目標額にいま、$242,000不足しているという。その資金カンパの依頼がメールで届いたわけだが、OFA組織のサポーターであるボクの場合、米国市民権を持っていないため、カンパする資格がないのがツライところだ。

それにしても、8/28、のMartin Luther King JrのWashington Rallyと“I have a dream”Speech記念日にあやかって10万人規模の集会を組織したTea Partyの偽装集団。いつの間にかThe Tea Party Patriotsと自称し、会員登録者が15万人に達したという。Glenn BeckをつてにFox Newsと手を結び、何かにつけてPresident Obama攻撃を繰り返している。


最近、Barack Obama支持率が5割を切り、OFAからを抜け出るメンバーも見られ組織力が弱体化、GOPにObamaのDPが押され気味だ。このままだと、11月の中間選挙は極めて危い状況にある。
当のPresident Obamaはルイジアナ州New Orleansを訪れている。2005年に現地を襲い、甚大な被害をもたらしたHurricane Katrinaの5周年に当たる。同州を中心に1800人の死者を出したKatrinaの傷跡は今なお癒えない。仮設校舎で授業が行なわれるなど、市民生活は不自由を強いられている。


さらに今年、BPによるメキシコ湾での原油流出事故の災禍に見舞われたルイジアナ州、この不況下にあって踏んだり蹴ったりだ。

これら二つの大事故の復旧対策を求められているPresident Obamaは州民の復旧への努力を励まし、「我が政権は、復旧の仕事が終り、New Orleansが完全に元に戻るまで、皆さんとともにあり、ともにたたかう」と強調。Katrinaによる被害について「自然災害ではあったが、人為的惨禍でもあった。政府の恥ずべき機能不全で、数え切れない男女、子供が見捨てられた」と対応のまずさが厳しく批判された前Bush政権の轍を踏まない復旧への迅速な取り組みを進めていると述べた。
秋の中間選挙の結果が、米国民にとって、または国際社会にとっても“災禍”とならないよう偽愛国集団Tea Partyを取り込んだGOPの逆襲を食い止めなければなるまい。