切ない“惨と凛と怒“--Japan PMの呆れた言葉の軽薄さと落差

「35年、牛とともに過ごした人生はおしまいです」と宮崎の酪農家の初老の男性。流れる涙が頬をつたう。口蹄疫によるワクチン接種と全頭処分は余りにも惨い。


感染した豚の殺処分の場面に眼を覆う。
「処分にあたる獣医師さんの補助員の男性が白い防護服に身を包み≪立ち入り禁止≫の農場に足を踏み入れる。他の職員と豚を追いたて、逃げないように板を持って≪壁≫をつくり、10頭ほどを豚舎の通路の隅に寄せた。動き回る豚に倒されそうになった。『手袋に豚の鼻が当たると、柔らかくて温かかった』
獣医師が、大きな剪定ばさみのような器具で豚の腹を左右から挟み、電気を流した。『豚は一瞬、金縛りのように硬直して、これまで聞いたことのない、悲鳴のような鳴き声を上げた』
排泄物が防護服に飛び散り、マスクをしていても、強烈な臭いがした。息絶えるまでに、1〜2分。『つらい時間だった』」
・・農場主の男性は、畜舎の外で座り込み、呆然とした表情で作業を見ていた。・・」(A紙夕刊より)


牛や豚に何の罪があったというのか? 愚痴も泣き言も言わないのが切ない。短くも、きっとも凛とした生涯であったろう。
PM Hatoyamaに裏切られた沖縄県民も切ない。

昨夏の“最低でも県外が”の言葉が昨日“出来る限り県外に”に摺りかえられている。呆れた言葉の落差とが軽薄さ。未練がましい。愚痴と釈明、弁明は聞き飽きた。断末魔のcowsとpigs、そして畜産農家の人たちの心情も思えば我がPMの往生際の悪さと無責任さにはまさに“怒”だ。