平安と不安

幕張メッセで「Pet博2010」なる催しがあったので出かけた。
ずうたいも、毛色も、容貌もそして衣装も実に多彩なペット犬が集合した。保護者同伴だ。否、飼い主がペットを同伴して世界のペット関連グッズを観てまわり、買い求めようというイベントだ。

我が家にはPet犬はいない。正統派の日本産猟犬を目下しつけ中だ。


そう遠からず庭に出さなきゃならないため、Kennelを探しに行ったものの、容易に見あたらない。唯一出逢ったのが大当たり。土佐から犬小屋製作工房Kさんがささやかに試作小屋のデモをしていた。土佐のKさんだからといって土佐犬専用ではない。こう言っちゃなんだが、ペット犬にはもったない木製ログタイプのKennelがいい。あとで、我が柴犬に相応しいサイズとデザインの小屋を思案し、Kさんに連絡することにした。
“ペットファンお持ちかね!”と銘打つこのイベントの入場券に注意書きあり--

「会場内が混雑した場合、ペットを抱いて入場していただく場合があります。人や他の犬を見て攻撃的になるワンちゃんは入場できませんので御了承下さい。また同伴されるペットには、予防接種をお願いします。万が一、会場内でトラブルが起こった場合は、当事者同士で対応いただきます」
猟犬・番犬の入場はお断りとというわけか。ペット犬は非攻撃的で予防接種すみ・・? 予測不可能な曖昧で解りにくいNotesでありCautionsだ。
Cautionsと云えば沖縄普天間基地周辺だ。間断なく上空を飛来する米軍用機の轟音を毎日耳にし、不安に慄く沖縄県民の人たちの立場を考える。


幕張メッセ東京湾の埋め立てにより出来た人工の街だ。
DPJのPremier Hatoyamaに敢えて申し上げたい。東京湾をさらに埋め立て沖縄の米軍基地を移設させたらどうか。初夏を思わせる好天の本日4日、東京湾からの潮風薫る平安な首都圏と余りにも対照的な不安な日本最南の受難の島。笑い事ではない。H首相の自らの住まい近くへの県外移設なら文句はなかろう。
米国は北東アジア有事の際抑止力としての空軍基地としては不適切で馴染まないと回答するだろうが・・・。