Barack Obamaの急務---Burma, Chinaの人権問題への言及もいいが、国内の高失業率対策は?

Barack Obama氏はAddress in Tokyoでビルマ軍政に人権重視を促し、Aung San Suu Kyi女史を初めとする政治犯の無条件釈放を求めた。
Obama氏は国名を軍政がクーデターにより改名したミャンマーとは呼ばず、Burma(ビルマ)と呼んだ。妥当で賢明だ。
President Obamaのアジア歴訪は超速足だ。早くも今日は上海着だ。胡錦濤主席との首脳会談に先駆けて、大学生相手にスピーチ、質問を受け、きさくに対話する。

The Washington Postは“Obama presses China on rights during meeting”
The NY Timesは“Obama Pushes Rights with Chinese Students”
いずれも中国当局少数民族に対する人権侵害や情報規制について警告している。
アジア政策を重視し、米国のプレゼンスを強調するPresident Obama。演説の基調は明解でさすがに耳を傾ける価値があるが、国内の10%を超える高失業率に対する手立てはどうか?

最も深刻な長期失業者の救済に向けて、失業保険の給付期間を14週間延長し、失業率の高い州に対してはさらに6週間上乗せする法案を上院で可決。Obama氏の署名で成立する。法案を通した議員は「不況下で苦しむ何百万人もの米国人への経済救済になる」と歓迎している。

今やObama政権は雇用創出、インフラ整備や環境問題での雇用など、抜本的対策を打ち出すことが急務といえよう。