ユーロスター(Eurostar)立ち往生--国際線の車内、数時間真っ暗闇

この六月ItalyのFlorence-Rome間を、高速列車ユーロスター(Treni Eurostar Italia, ES)で日帰り旅行した。ItalyのEurostarはかつてはイタリア国鉄だったが、現在は民営になっている。日本のBullet Trainに近い速度の特急で、快適だった。

同じEurostarでもLondon--Lille間、Paris--Brusselsを走る国際高速列車は、最高速度300km/h。我が国の≪のぞみ≫も真っ青だ。

が、この国際弾丸列車二台が昨夜、高架電源故障でストップ。乗客は数時間真っ暗闇のなかに置き去りにされたという。London発Brussels行きは約460人、Paris行きは500名が酷い目に合い、別便に乗り換えさせられる始末だった。
幸い怪我人は出なかったが、Londonの北、Archwayから乗った27歳の女性は「約2時間真暗の中で待たされた挙句、暗闇の電車のなかを最後尾から一番目の車両まで歩いて電車を降り、バスに乗せられた」と嘆く。

日本のBullet Trainも時おり事故で長時間ストップすることもあるが、車内が真っ暗闇になった話は聞いたことがない。
EU圏のBullet Trainは電力節約・・? 暗黒の世界だ。