DPJに志士は?/LDPは活力ある責任野党になれるか?

The NY Times Weekly ReviewのEditorialに珍しく、我が国の政権交代が掲載されている。表題はJapan's New Leadership.

同紙は危惧している。「DPJは内需拡大に焦点をすえた景気浮揚につながる戦略を示していない」
「LDPの失地回復は成るか。真の民主主義には、選挙民が選択できる活力ある責任野党の存在が不可欠だ。それに期待したい」
我が国の経済学者の指摘は手厳しい。
オバマはチェンジと言った。つまり、1つの時代の終わりを宣言したわけだ。民主党政権ができても、それが何のチェンジだったのかが実は見えない。前政権の否定という面は持っているけれど、時代の行き詰まりのなかで新しく何をつくっていくか、というメッセージは伝わってこない。・・国家戦略局をつくるというが、いまの時点で戦略がないのに器だけつくっても無意味がない」
ボクの信頼するトップ経営者で文人のT氏曰く「今度の政権交代は、志士のいない明治維新だと思う。志士がどこにも見当たらない」

なるほど“戦略無し、志士不在”。The NY Timesと我が国2人の有識者の新政権に対する見方は類似している。
DPJさん、大丈夫?