埋没と崩壊

今日8月24日は「ポンペイ(Pompei)最後の日」である。紀元79年8月、Vesuvio火山の大噴火によりPompeiは完全に埋没してしまった。遺跡の発掘作業が始まったのは18世紀になってからである。

1943年、ファシスト創始者ムッソリーニ(Benito.A.A.Mussolini)が失脚した。

戦時中、愛国・憂国の作家だった伊藤整は悲嘆に暮れた。
「七月二十七日。(中略」朝刊にてムッソリーニの辞職を知り、驚愕す。イタリアは崩壊に瀕しているのだ。ムッソリーニは現在のイタリアを築いた人、ムッソリーニ即イタリアであった。枢軸の片方は今や戦線から脱落しようとしている。大変である。戦う方針は不変だなどと新聞は勝手な見出しをつけているが、腹が立って来る。ムッソリーニが政治をやって行けないならば、ヒットラーの立場も危ないのではないか」(伊藤整『太平洋戦争日記』より)
ムッソリーニは2年後の1945年4月28日、パルチザンに捕獲され銃殺された。そしてその遺体はミラノのロレート広場に逆さ釣りされ晒された。

最もショックを受けたのは、他でもないヒットラーであった。
悪いジョークがある---
ムッソリーニファシズム創始者であることから「世界で最も優れた写真家を挙げる」「ムッソリーニが現像し、ヒットラーが複写し、ゲッペルスが拡大した」