VPとしての資質は何かが判然としないが・・

Sarah Palinアラスカ州知事が“3日間の合宿”特訓して臨んだ、John Biden上院議員とのVP候補のTV討論。NY Timesは“Biden and Palin are cordial but pointed”(両候補とも誠実ながら辛らつ)とのヘッドラインを掲げる。

一番判然としなかったのがVPとしての資質を問われる部分だ。
Biden氏はBarack Obamaを補完する立場と役割を打ち出し、Palin女史はJohn McCainをとの一体感、“Team of Maverick”(一匹狼チーム)を強調した。

が、米副大統領の仕事は本来解りにくい。我が国でも副総理という肩書きを授かった人がかつていたと思うが、副・・は影が薄いものだ。
現在はDick Cheneyが副大統領だが、いわゆるネオコン華やかなりし頃は影の大統領などウワサされたが、いまや存在感となると、この間グルジアを訪問したことがメディアで取り上げられた程度だ。
というわけで、大統領が万一のとき即、後継できる能力と資質。やはりその有無が問われるのがVPたる者だろう。
VPの存在についてのボクの実感と記憶は、JFKの後のR. Johnson、そしてNixon Quitsの後のG. Ford以外にない。