ドームと人工芝のMLBローカル・チーム

午前中暇なときTVでMLBを見ることが多い。JPBは交流戦が終わったが、MLBはIL(インターリーグ)がスタートした。7月半ばのオールスター戦まで、どのチームとも15ゲーム程度休み無しというから凄まじい。遠征に継ぐ遠征だ。いま、Houston(ヒューストン)AstrosがBoston Red Soxをホームに迎えて試合中。Astrosのホームグランドは当初Astrodome、MLBに三箇所あるドーム球場の1つだったが、今は天然芝のグランドに変わっている。収容人員40000人を上回るこの球場だが、今日は(現地時間では金曜日夜)超満員だ。立ち観のファンもかなりいる。何故か。Red Soxは人気チーム、遥か東部Bostonからの追っかけファンが南部Texasまでやってきているからだ。お馴染みの薄紫色のビジター用Red Soxのユニホームやジャージを着た観客がかなり多く見られる。
Dome球場といえば、1988年完成の東京ドームがモデルとした球場がある。Minessota TwinsのMetrodome。米国では珍しく今なお人口芝のままの球場として、余り評判が良くない。目下、新球場を建設中のようだ。MLBではドーム球場の時代はもう終わっている。
が、ボクにとってはMetrodomeは忘れられない。今から26年前(1982年夏)Minneapoliceに滞在中に、現地の友人と完成して間もないこのドームに足を運んだ。The Twinsの前身はWashington Senetorsで歴史はあるが、当時は最弱小球団、あの夜もCalifornia Angelesに完敗した記憶がある。
以来、ずっとボクは根っからのThe Twinsファンだが、日本のTVでお目にかかったり、話題になったりすることは極めて稀だ。今年もBS1で中継されたのは1度だけ。相手はNY Yankeesだった。The Twinsには日本人選手がいないため我が国メディアはほとんど相手にしない。今後もThe Twinsに日本のプレイヤーが入団することはないだろう。
数年前に消滅し、Washington Nationalsという変な名前の球団に変貌したMontreal Exposと並んで、一時、消滅の対象となったローカル球団The Twinsだが、現在、American League中地区の二位につけて首位Chicago White Soxを追いかけている。東京ドームには関心がないボクもMetrodomeの動向には眼が離せない。