昨日特記した異色の文庫本「講談社文芸文庫」だが、いま手許に幸田文『ちぎれ雲』がある。著書目録つきで200頁足らずで940円。やはり格別の高値だとはいえ、所収の父露伴の最期をみとった小文≪終焉≫は出色している。 「7月11日朝、祖父の部屋へ掃除に行った…
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