メディアはTrumpismに対峙できるか?

The Inauguration(大統領就任)まで2週間を切ったDonald Trump。ここへきて地金が出てきた。国防長官指名時にGeneral, James MattisをMad Dog(狂犬)と呼び、悦に入っていたが、Trump自身Mad Dogではないか?

Fordにプレッシャーをかけ、Mexicoへの工場移転を諦めさせるや、今度は、こともあろうにToyotaのMexico進出に対し"No Way"と恫喝するありさまだ。" Sell the Business, Not the Presidency"(ビジネスと大統領職とを履き違えている)Trump。Russiaと協調してゆくと喧伝しているが、それも商取引だろう。何しろ、PutinのManchurian Candidate(傀儡)だから、先が見えるというもの。Trumpは名うての国連嫌い。現在のイスラエルユダヤ人の定住する民主国家であってもらいたいと願っているPresident ObamaやJohn Kerry国務長官の意図に反し、パレスチナ侵攻の野心を隠さないBibi Netanyahuに擦り寄るのがTrumpだ。The NYTのコラムニストThomas Friedman氏曰く"Trump Is Bibi's Chump"(トランプはネタニヤフのカモにされる)。
当方のPM Abeが(テレビへの)<出たがり屋>ならば、TrumpはTwiitterの<書きたがり屋>でBig Mouth。自分を批判するメディアは間髪を容れず容赦なく叩き、警告・制裁の手に出るはずだ。

米国の主要メディアはもとより邦紙も含め世界のメデイアがWatchdogとしてのの矜持を堅持し、Trumpとその取り巻きに毅然と対峙することだ。ペット犬に堕すこと勿れ。