何処へ向かうか中国よ！

最近中国へ出かける機会が俄かに少なくなったが、他方、主要米紙をみると、中国事情を大きく取り上げない日は滅多にない。

6/23日付The NYT International Weeklyの一面トップには仰天した。

China Plans Vast Urbanization(中国、壮大な都市化計画）のHeadlineのもと---“CHINA IS PUSHING ahead with sweeping plan to move 250 million rural residents into newly constructed towns and cities over the next dozen years, a transformative event that could set off a new wave of growth or saddle the country with problems for generations to come.”


地方の住民2億5千万人を田舎から一掃し、人工町や人工都市に移動させる人口大移動計画。20年程度で遂行せんとする突貫事業である。国の構造そのものを変える一大イベントだが、新たな成長の波を巻き起こすのか、それとも子供や孫の世代に大きな課題や荷を負わせることになるのか.......。

過疎の村に、突然高層マンションやアパートが登場し、インフラが整備されて行く。一見夢のような話だが、Haves(持つ者）とHaves-not(持たざる者）が益々引き裂かれていく懸念大だ。