Burmaは誇りある国に生まれ変わるか?

2007年9月末〜10月にかけて民衆と僧侶たちの怒りが爆発したBurma。国の富を収奪する一部特権階級と頑迷に国盗りを続け鎖国化する軍事政権に堪忍袋の尾が切れたのか、民衆が街頭に出て抗議の非暴力デモ、民主化を叫んだ。悲痛な当時の外信Headline---
“Myanmar Breaks Up Rallies, Cuts Internet"(ミャンマー、デモを蹴散らし、インターネットを切断)とAP通信。"Deadly Crackdown Intensifies in Burma"(情け容赦無き弾圧強化のビルマ)とWashington Postの海外特派員。デモを取材中の邦人ジャーナリストが治安部隊に狙撃され殺された。月収平均2000円足らずの大衆の肩にバス代300円の高騰がのしかかる。アジア最貧国の8年前の惨状である。"世界最後のフロンティア"と呼ばれるBurmaにいま、世界の目が注がれている。Aung San Suu Kyi女史率いる野党NLDが11/5おなわれた総選挙での圧勝が確実視されている。
政権与党と軍政の動きが気になる。先般、選挙目当てに勤労者の最低賃金を日給360円に引き上げると宣言したThein Sein大統領。昨日11/11付The Washington Postは"Burmese president congratulates Aung San Suu Kyi on her party's lead on elections"(大統領、選挙情勢をみてアウンサンスーチー氏に祝意)。同日付The NYTは"Military Concedes Election to Aung San Suu Kyi in Myanmar"(軍部もアウンサンスーチー氏に対し選挙結果を認める)と報じる。
"Times are different. The people ate different."とスーチー党首は自信を匂わせるが、楽観は禁物だ。
Suu KyiさんのNLDが強大な軍部、名うてのの将軍たちとともに誇りある国づくりのために協働できるだろうか? BurmaがFrontier(辺境)から脱却する道はなお険しい。